IT資産管理の担当者に求められる法律の知識

IT資産管理の担当者に求められる法律の知識
IT資産管理とは会社内で使用するパソコンやスマートフォン、プリンターやウィルスソフトなどのIT関連の機器やツールを管理することで、特にツールを使用許諾契約書どおりに使われているかを管理します。
社内だけで使うから良いだろうとソフトウェアを違法コピーしたり、ソフトウェアライセンスの管理がしっかりできていないと法律違反にもなりかねないため、IT資産管理の担当者はこれらの法律を知識をしっかりと持たなければなりません。
従業員のモラルや責任感をも管理するのも、IT資産管理の担当者に求められる役目です。
一般的にソフトウェアの違法コピーは1000万円以下の罰金が課せられます。
更に違法コピーした当事者が属する企業への量刑は業務の一環とみなされるため、企業は3億円以下の罰金となっておりなかなかの高額です。
企業内における違法コピーの告発を受け付けている団体もあるため、社内の正義が執行されれば企業を揺るがし優秀な人材の流出につながるため気を付けなければなりません。
著作権法に抵触しないために、IT資産管理は必要
会社のパソコンにはオフィス系のソフトや画像編集など、様々なソフトを入れて仕事をしますが、IT資産管理をしていないと著作権法に抵触する可能性があります。
ソフトにはライセンスがあり、有償で使用できる台数や範囲が限られているからです。
IT資産管理では誰がどのパソコンを所有していて、何のソフトが入っており、使用期限がいつなのかを記録しておく必要があります。
管理ができていないと1つのライセンスで使用可能台数を超えて利用されてしまうことがあり違法となります。
違法にソフトウェアを使うことはもちろん犯罪で、ソフトの販売元から訴えられる可能性や社会的に信用を失う危険もあるので、絶対に避けなくてはなりません。
管理対象はパソコンだけでなく、携帯端末などのそのほかのデバイスも管理するようにし、使用者が誰なのか把握しておくようにしましょう。
また、無断で会社が指定しているソフト以外のものをインストールしないようにすることも大切です。